そんな問題を解決します。

私は、2017年から投資信託を始めて7年、投資信託の含み益が98.5%と約2倍に資産を増やすことができました。
新NISAや積立投資に興味がありつつも、リスクを抑えたい。
株だけじゃ不安。できれば金のような「安全資産」も持っていたい。
最近の相場の不安定さに影響されず、なるべく安心して投資を続けたい。
他人とちょっと違う、「ちょっと賢い」投資を探している。
そんな方に、この記事をよむことで、S&P500という米国の代表的な株式指数と、安全資産として知られる金(ゴールド)に同時に投資できるユニークなファンド「Tracers S&P500ゴールドプラス」の仕組みや魅力を、わかりやすく解説します。
「Tracers S&P500ゴールドプラス」とは

(出典)日興アセットマネジメント
Tracers S&P500ゴールドプラスは、株と金の両方に投資できるファンドです。
1つのファンドでリスク分散を考えた運用ができるのが特徴です。
どちらか一方だけでは不安な人でも、バランスよく持てるので安心感があります。

株と金を一緒に持つと、どちらかが下がっても安心ですね。
ファンドの特徴
このファンドの一番の特徴は、S&P500と金の両方に投資できることです。
- 米国の代表的な500社の株価指数であり、分散性が高い。
- ダウ平均やNASDAQと比較して広範囲の企業をカバー。
- ウォーレン・バフェット氏も推奨する投資対象。
- 通貨の価値が下がっても、金は希少性により価値を保ちやすい。インフレ対策として活用されることが多い。
- 地政学リスクや経済不安、金融危機の際に買われやすく「有事の金」とも呼ばれる。
- 株式や債券などの主要資産と値動きの特性が異なる傾向がある。
S&P500はアメリカの有名企業に投資できます。
金は経済が不安な時でも価値が下がりにくい特徴があります。
この2つを組み合わせることで、どちらかが下がっても全体が安定しやすくなります。
しかもレバレッジを活かして、より効率よく運用する仕組みになっています。
ただし、上がり下がりも大きくなるため注意も必要です。
投資の幅を広げたい人におすすめの仕組みです。
このような特徴を理解しておくと、ほかのファンドと比べやすくなります。
このファンドはブル・ベア型のように日々指数に2倍連動するものではなく、資産を組み合わせたレバレッジ構成。
アクティブファンドではなく、比率(株100、金100)は固定しているので、比率をかえるわけではないです。

アメリカ株と金、どちらも強い時に伸びやすいのが魅力です。
「Tracers S&P500ゴールドプラス」の運用実績

(出典)マネックス証券
S&P500に連動するインデックスファンド「SBI・V・S&P500」、金への投資信託「ゴールドファンド為替ヘッジなし」と比較して、パフォーマンスが上回っています。
リターン率、騰落率を比較しても、パフォーマンスが良いことがわかります。
〇リターン率の比較
商品名 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|---|---|---|
Tracers S&P500ゴールドプラス | -2.04% | 2.43% | 31.01% | ー | ー |
SBI・V・S&P500 | -15.15% | -10.78% | -0.11% | 15.10% | 21.75% |
ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし) | 9.51% | 10.23% | 28.40% | 24.03% | 19.97% |
(出典)みんかぶ
〇騰落率の比較(年間最大騰落率、平均騰落率、最小騰落率(%))

(出典)みんかぶ

実績が安定していると、長く持ちやすいですね。
基準価額の推移

良好なパフォーマンスと資金流量により、純資産額総額が直近では大幅に増加し、評価があがっていることが伺えます。
(出典)マネックス証券
〇基準価額推移比較

(出典)日興アセットマネジメント
2022年には金が上がり、株が下がったため、価額の下落が抑えられました。
一方で2023年以降は株と金の両方が上がったため、価額は大きく回復しました。
このように、2つの資産の動きによって価額の変化は大きく異なります。
ただ、長期で見ると安定して上昇していることがわかります。
短期で一喜一憂するより、長く持つことで成果が見えやすいファンドです。
こうした推移を見て、投資タイミングを見極めるのもポイントです。

上下はあるけれど、長く見れば右肩上がりですよ。
リスク評価
商品名 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|---|---|---|
Tracers S&P500ゴールドプラス | -0.26 | 0.16 | 1.77 | ー | ー |
SBI・V・S&P500 | -6.84 | -0.83 | -0.02 | 0.94 | 1.37 |
ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし) | 0.84 | 0.62 | 1.68 | 1.72 | 1.43 |
シャープレシオ(リスクあたりのリターン)は1.0以上と高めです。
これはリスクに対して効率的に利益を出せていることを意味します。
もちろん、市場の変動によってはマイナスになる可能性もあります。
でもリスク管理された仕組みなので、安心して長く続けられると言えます。

リスクとのバランスも良いですね。
コスト
投資信託の購入・保有には下記の費用が必要になります。

①販売手数料
購入時に発生する手数料。購入代金と合わせて、購入時に支払う。
※無料の投資信託はノーロードと呼ばれる
②信託報酬
投資信託の保有期間中、発生する手数料。投資信託の残高から毎日差し引かれる。
③信託財産留保額
売却時に発生する手数料。売却時に差し引かれる。
①購入時:販売手数料0%(証券会社で異なる)
②保有時:信託報酬0.1991%
③売却時:信託財産留保額 0%
運用成績がコスト(信託報酬)より高くないと、投資信託を保有していてもお金がふえません。
Tracers S&P500ゴールドプラスは、運用成績もよく、長期運用に向いています。
手数料比較
Tracers S&P500 ゴールドプラス | SBI・V・S&P500 | ゴールド・ファンド (為替ヘッジなし) | Tracers NASDAQ100 ゴールドプラス |
---|---|---|---|
0.198% | 0.0638% | 0.407% | 0.2189% |
ファンドのリターンを考えるうえで、手数料の影響はとても重要です。
特に信託報酬は毎年かかるので、運用期間が長くなるほど差が大きくなります。
同じ日興アセットマネジメントで販売している「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」と比較すると信託報酬が0.02%低いです。
SBI・V・S&P500とゴールドファンド(為替ヘッジなし)の信託報酬を合計すると、0.4708%とracers S&P500ゴールドプラスの2倍以上の費用となる。
Tracers S&P500ゴールドプラスは、その点でも有利です。
加えて、購入時や解約時に手数料がないため、タイミングを選びやすいです。
積立の場合でも、手数料負担が少ないので長く続けやすくなります。
結果として、リターンが目減りしにくい構造ができています。
長く持てば持つほど、コストの違いが資産の伸びに影響を与えます。

コストを抑えて運用するのが、資産を増やす近道ですね。
「Tracers S&P500ゴールドプラス」どこの証券会社で買えばいい?
Tracers S&P500ゴールドプラスは、ネット証券を中心に簡単に購入できます。
- moomoo証券株式会社
- マネックス証券株式会社
- 三菱UFJ eスマート証券株式会社
- 松井証券株式会社
- 株式会社SBI証券
- 楽天証券株式会社
ネット証券は、実店舗がない分、店舗を抱える証券会社と比べて、「手数料」などのコストが小さいため、おススメです。
ランキング比較から満足度が高い、SBI証券、楽天証券がおススメです。
1位 SBI証券、楽天証券
3位 マネックス証券
(出典)オリコン顧客満足度ランキング

ネット証券なら、いつでもどこでも始められますよ。
SBI証券、楽天証券比較
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
クレカ積立 | 三井住友カード( NL )Olive | 楽天カード |
クレカ積立還元率 | ・標準カード:0%~0.5% ・ゴールドカード:0%~1% ・プレミアムカード:0%~3% | ・楽天カード:0.5% ・楽天ゴールドカード:0.75% ・楽天プレミアムカード:1.0% |
クレカ積立月間上限額 | 10万円 | 10万円楽天キャッシュ併用で15万円 |
選択できるポイント | Vポイント Pontaポイント dポイント PayPayポイント JALマイル | 楽天ポイン |
最低積立額 | 100円 | 100円 |
積立設定頻度 | 毎日・毎週・毎月 | 毎月 |
投信保有ポイントサービス | 年率0.05% | 対象外 |
クレカ積立の月間上限はありますが、積立設定でポイントが貯まります。
使用カードによって還元率が変わります。
最低積立額は、100円からで、少額からでも積立可能です。
毎日設定できる「SBI証券」を選べば、購入タイミングがより細かく分散でき、価格変動のリスクを低減できます。
SBI証券では、投資信託の保有金額に応じて、毎月ポイントを獲得できるます。(年率0.05%)

私は、投資信託を保有するだけで、毎月ポイントがもらえるSBI証券を活用しています
注意点・デメリット
〇NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)で運用できないです。
〇レバレッジ効果により、株式と金が 同時に下落すると値動きの幅が大きくなることがあります。

まとめ(Q&A)
- 「Tracers S&P500ゴールドプラス」とは?
- 「Tracers S&P500ゴールドプラス」は、米国の代表的な株価指数「S&P500」と、安全資産とされる「金(ゴールド)」の両方に投資できる分散型ファンドです。1つのファンドでリスクを分散し、安定した資産運用を目指せるのが特徴です。
- このファンドの魅力は何?
- S&P500と金という値動きの異なる2つの資産に同時に投資することで、片方が不調でももう一方でカバーできる点が魅力です。また、レバレッジを活用して効率的な運用が期待できる点や、信託報酬が比較的低く、購入・売却時の手数料もかからないのも大きなメリットです。
- 「Tracers S&P500ゴールドプラス」の運用成績は?
- 1年リターンは31.01%と、S&P500やゴールドファンド単体を上回る実績です。2022年は金の上昇で株価下落をカバーし、2023年は両資産の上昇で大きな回復を見せました。シャープレシオも高く、リスクあたりのリターンが優れています。
- リスクはどれくらい?
- 値動きの異なる資産を組み合わせているため、リスクは抑えられやすくなっています。シャープレシオが1.0以上と高く、効率的にリターンを得られる設計です。ただし、レバレッジを活用しているため、相場によっては値動きが大きくなる可能性もあります。
- コストはどのくらいかかる?
- 販売手数料0%、信託報酬は0.1991%、信託財産留保額も0%です。手数料負担が小さく、長期保有でもコストがかかりにくいため、積立にも向いています。
- どこで購入できる?
- 主にSBI証券、楽天証券、マネックス証券、moomoo証券、松井証券など大手ネット証券で購入できます。ネット証券はコストが低く、クレカ積立でポイント還元も受けられるのでおすすめです。
- 積立投資にも向いてる?
- はい。最低100円から積立可能で、SBI証券では毎日積立にも対応。積立頻度を高めれば価格変動リスクを抑えることができ、長期運用にも適しています。